英文法

9割の英語学習者が知らないThere is/are構文の真実!?

いきなりですが例文です!!「冷蔵庫の中に私のペンがある」という、簡単じゃん!おいおい馬鹿にしないでくれmy friends!といいたくなるとこですが、実は、英語学習者を悩ませる一文。中学生レベルの文法ですが、これが正しく表現できる人、案外少ないんですよね。ほとんどの人が「There is~」で始めたくなる。そう、

「There is my pen in the refrigerator.」

と言いたくなるけど、ストップ!それ、実はノーなんです。

正解は「My pen is in the refrigerator.」。シンプルだけれど、これが正しい英語。でも、なんで「There is」を使っちゃいけないの?ってなるよね。これ、説明できる人、実はかなりレア。。。。

 

新情報と旧情報

次の文章A pen is on the table.「一本のペンが机の上にある。」で考えてみよう。この英文は決して間違いではありませんが、少し「急な感じ」があります。A bookは「(どれでもいい)一冊の本」で、どの本を指すか特定できない新情報と考えることができます。“a+名詞”のような不特定なものは新情報だと見なすことができるのです。一方で、the,myのような特定できるようなもの(何を指すのかがわかるので)旧情報だと考えることができます。

不特定(新情報) a,an,some,any,many,much,数詞など
特定(旧情報) the,所有各,this+名詞(that,these,thoseも同様)など

そもそも情報を伝えるときは旧情報(すでに知っていること)→新情報(まだ知られていないこと)という流れが自然なので、いきなり新情報(A book)がくるのは、できれば避けたいです。もちろん旧情報(Mybook)が文頭に来ることは全く問題ありません。

A pen is on the table. △~〇

My pen is on the table.◎

There is/are構文の成り立ち

Thee is/are構文の成り立ちについてお話します。新情報のA penが文頭にある場合、これを後ろに移動します。それによって空いた場所をThereで埋めるようになったのです。

A pen is on the table. △~〇 文頭に新情報が来るのは避けたい

is a pen on the table. 先頭がぽっかり空いたので

There is a pen on the table. 空いたところをThereで埋める

このようにしてThere is/are構文が生まれました。あくまで空白を埋めるだけなので、このThereに訳語は存在しません。
もし「そこに本がある」ならThere is a book there.になります。

要するにThere is/areの役割は「これから新しいことを言ってやるゼ☆」という注意喚起なのです。だからThere is/areの後ろには必ず新情報(a,some)がくる。逆に言えば、There is/areの後ろに旧情報(the,myなど)は許されません。

最後にもう一つ例題
「私のお気に入りの歯ブラシが火星にあります。」

There is my favorite toothbrush on Mars. ×

My favorite toothbrush is on Mars. ◎

まとめ

Thereは「後ろに新情報が来るよ!」って教えてくれている!以上!!!

そして、私たちがこの「There is/are」の旅を終えるにあたり、最後に一つだけ、重要なポイントを共有させてください。実は、「There is/are」はただの文法的構造以上のものです。これは、英語での存在を宣言する強力な道具なのです。ある日、あなたが友人とカフェにいて、「There is a spider on your shoulder!」(あなたの肩に蜘蛛がいるよ!)と叫ぶかもしれません。その瞬間、あなたはただの観察者から英雄へと変わります。しかし、もし蜘蛛が実はプラスチック製の冗談だった場合は、「There is a fake spider on your shoulder!」と言い直すことで、あなたの友人との関係が「ある」か「ない」かの境界線上で踊ることになるでしょう。

このように、「There is/are」構文は私たちの日常生活において、物語やドラマ、さらには友情の試練にまで影響を及ぼすことがあるのです。だからこそ、英語学習者がこの構文をマスターすることは、単に文法を学ぶ以上の意味を持ちます。それは、英語でのコミュニケーション能力を高め、さらにはカフェでの英雄になるための第一歩なのです。だから次回カフェで蜘蛛を見かけたら、正しい「There is/are」を使ってください。あなたの冒険が始まるのですから。。。